■テーマ
水害と土砂災害について考えよう
昨今、異常気象等により、甚大な被害をもたらしている水害や土砂災害。
なぜ起きるのか、どんな影響があるのか、どう備えるのか。
要因やリスクについて、座学と現地でのスタディを通じて考えてみました。
■ゲストスピーカー
①土砂災害の専門家 : (平田純也)
◆プロフィール
・ 平成8年4月キタイ設計入社
・ 技術士 河川砂防
・ 専門分野:砂防調査
キタイ設計本社に長年勤務して農業土木施設や河川構造物の設計を幅広く経験した後、
現在は大阪支社にて技術部のマネジメントを行っている。
②水害の専門家 : (土屋健司)
◆プロフィール
・ 平成13年4月キタイ設計入社
・ 技術士 農業部門
・ 専門分野:河川砂防構造物
キタイ設計西日本支社に長年勤務して農業土木施設の設計に従事した後、
現在は大阪支社にて護岸設計、各種河川構造物設計、砂防堰堤設計に携わっている。
水害と土砂災害について、近年の降雨状況や災害状況などの基本的なことについて学びました。
その災害に対する、ハード対策の施設についても改めて学びました。
今回の現地見学会の対象ともなった、夢前川について、
まずはハザードマップを確認、気づきを共有しました。
その後の現地見学会では、
ハザードマップに基づき、なぜ浸水想定区域になっているのか、河川の構造からさらに学びを深めました。
また、過去の平成23年にあった、青山川の内水氾濫を受けて、
どんなハード的対策がなされたのか、
図面等で学び、現地見学会でさらに観察・学びを深めました。
今回の勉強会は、
・近年の災害の傾向を知り、
・ハザードマップと河川の構造から、なぜこうなっているのか、学びなおし、
・その上で、ハードの施設がどのように機能しているのか、改めて知ること
・ソフトの対策として、どんなことができるのか、考えるきっかけとなること
でした。
会場とオンラインでの、初のハイブリット開催でしたが、
無事終えることができました。
ご参加いただいた皆様、有難うございました!
■参加者の感想
・高架橋の下など、アンダーパスの危険性について理解できた。
・ハザードマップにより関心を持った。
・夢前川が氾濫することを想定していなかった。
・内水を排除するための樋門について、知ることができてよかった。
・イエローゾーンやレッドゾーンについて、知ることができてよかった。
・家だけでなく、職場付近のハザードマップも見ておくことが必要だと思った。
・次回以降もぜひ開催してほしい!